平成27年に(一財)日本建設情報総合センターが運営する社会基盤情報標準化委員会(委員長・柴崎亮介東京大学教授)内、ボーリング柱状図標準化小委員会の成果として「ボーリング柱状図作成及びボーリングコア取扱い・保管要領(案)・同解説」が公開されました。
(リンク)ボーリング柱状図作成及び ボーリングコア取扱い・保管要領(案)・同解説(全地連)
上記公式公開のページにPDFファイルにて詳細に解説されています。
(リンク)「ボーリング柱状図作成及びボーリングコア取扱い・保管要領(案)・同解説」(PDFファイル)
今回の更新は上記に対応したボーリング柱状図の作成を可能にするものです。
主な特徴 |
柱状図・土質試験関係 |
既存のGeobuildの特徴に加えて、以下の項目に対応しました。
・ボーリング柱状図様式の追加
土質柱状図・地すべり柱状図それぞれに、標準貫入試験用/オールコアボーリング用などが設定されました。
・標準貫入試験の貫入量の単位変更
現在はcm単位ですが、mm単位に変更になりました
・コア質量・破砕度の追加
上記それぞれにデータ項目が追加されました
(コア質量:下端震度・コア質量)
(破砕度:上端・下端深度、破砕度コードの判定区分および判定表)
など、新しい要領に対応しております。
上記以外にも対応を行った変更箇所が多数ありますが、詳しくは国土交通省:電子納品に関する要領・基準に掲載されているPDFファイルをご覧ください。
(リンク)地質・土質調査成果電子納品要領改定のお知らせ(2016年10月27日)(PDFファイル)
(リンク)電子納品運用ガイドライン【地質・土質調査編】改定のお知らせ(2016年12月27日)(PDFファイル)
新しいGeobuildでは上記ガイドラインに準拠するXMLファイルを作成することができるようになりました。
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フォーマット変換 |
H21年版のXMLファイルからの読み込みに対応
旧バージョンでの保存
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動作環境 |
Microsoft Windows (Windows 10/11)
※上記以外のOSはサポート対象外となります※ |
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更新履歴 |
Ver5.3.1
仕様変更
・ファイルオープン時に柱状図様式が不明な場合に、コメントを表示しないようにした。
・Windows11の印刷ダイアログは、従来の印刷ダイアログを表示するように修正した。
機能追加
・表示ファイルの切り替えをツールバーのボタンで行えるようにした。
・経緯度の取得方法が「03:単独測位 GPS システム」の場合、読み取り精度は「0:整数部まで」とメッセージを表示するようにした。
バグ修正
・SXF出力で、0.01未満の短い線がある場合にエラーが発生するのを修正した。
・日付が未入力時に「0000-00-00」と設定されないようにした。(調査期間、孔内水位、削孔工程、整理年月日)
Ver5.3.0
仕様変更
・対応環境を.NET Framework4.5以上に変更しました。
機能追加
・工学的地質区分名・現場土質名のコード未設定のデータに、岩石コード「999999999」を設定できるようにした。
バグ修正
・土質名が「◯◯混じり△△質□□」の場合、土質コードの修正を行った。
◯◯:粘土,腐植物,火山灰,貝殻,サンゴ,シルト
△△:シルト,粘土,有機,火山灰
□□:礫,粗礫,中礫,細礫,砂,粗砂,中砂,細砂
・旧GeoBuildファイル(拡張子DB)の読み込み修正(記事が-1から始まる場合、相対稠度が空欄の場合)
Ver5.2.20
機能追加
・深度スケール,N値プロット上限値をファイルに保存出来るように変更
・土質模様のサブ記号の表示位置を変更できる機能を追加
仕様変更
・打撃回数0回,貫入量0cmの場合,N値を無限大から0に変更
バグ修正
・土質試験結果一覧表の調査件名に改行が反映されていなかったのを修正
・土質試験結果一覧表で入力エラーを示す箇所の列番号を表示するように修正
・「ボーリング柱状図作成及びボーリングコア取扱い・保管要領(案)・同解説」の正誤表のコード修正(2018/2/13)への対応
・BED0210の場合,土性図で土質模様が正しく表示されない場合があったのを修正
・標準貫入試験で1層目の開始深度が0.0mの場合,エラーとなるのを修正
Ver5.2.18
機能追加・変更
・「工学的地質区分名/現場土質名 入力・編集」ダイアログでBED0210の場合,名称を変更した際に土質コードの自動入力機能の追加
・標準貫入試験で上側の下端深度と下側の上端深度の差が小さい場合に,上側の下端深度の表示位置を変更できるように設定追加
・試料採取の採取方法の右クリックメニューのリストに標準貫入試験およびコード「999」の項目を表示するように変更
・孔内水位の備考が空欄の場合,コードを99にしていたが,空で保存するように変更(BED0300以下の場合)
・孔内水位の表示を削孔状況が「作業開始時」を基本とし,「空欄」および「その他」の場合の表示は設定できるように変更
・孔内水位が表示する全てのデータが,水位無し(孔内水位が-99.99,または備考欄に「水位無し」と記載)の場合に,孔内水位欄に「水位無し」と表示するように変更
・土質試験結果一覧表で「OK」をクリックした場合でも,試験データがない場合には,XMLで保存するように変更
・断面図での標準貫入試験の表示設定を追加
操作性向上
・表形式での入力フォームで,Tabキーを押すと右のセルに移動し,Enterキーを押すと最初にTabキーを押したセルの下のセルに移動するように変更(EXCELに準拠)
・N値プロット上限値の設定を,通常はN値グラフ横軸上限値と同じになるように変更
・孔内水位の日付の自動入力で,掘削状況を変更した際にも,前行との削孔状況の比較により値を設定するようにした.
バグ修正
・ボーリング設定ダイアログでエラー表示があった場合に,正しい値が保存されない場合があったのを修正
・BED0210の場合,土質模様が正しく表示されない場合があったのを修正
・岩盤柱状図,地すべり柱状図で,相対密度,相対稠度,観察記事が入力されていない場合に「工学的地質区分名/現場土質名 入力・編集」ダイアログを表示する際に,エラーが発生する場合があったのを修正
・試料採取の採取方法表示設定でコード「999」が複数登録されている場合に,記号が正しく表示されない場合があったのを修正
・土質試験結果一覧表追加を行った際に,「土質試験結果一覧表データではありません」と表示され追加できないのを修正
・断面図で柱状図をカラー表示しているとき,DXF出力で黒ハッチが出力されるのを修正
Ver5.2.17
機能追加
・農林水産省のDTD(BED0200N.DTD,BED0201N.DTD)に対応
・標準貫入試験詳細データの入力
・DTD3.00以下の場合,破砕度,コア質量を表示・非表示の選択
・土質試験の小数点以下の桁数の設定
・簡略柱状図のCAD出力にSXFファイル(P21)を追加(SXF共通ライブラリVer.3.30使用)
・簡略柱状図のボーリング削孔中の水位変動で削孔深度,ケーシング深度の表示選択機能
・土性図の表示項目に土質試験の「その他」の項目を追加
・断面図の印刷
機能変更
・簡略柱状図のボーリング削孔中の水位変動で作業開始時水位,作業終了時水位の表記を変更
・度->度分秒の変換を読み取り精度に一致するように変更
・北緯・東経の秒の桁数と読み取り精度の桁数が一致していない場合,警告を表示するように変更
・ボーリング柱状図のDXF出力時の文字サイズの変更
バグ修正
・入力ダイアログの表にチェックボックスがある場合,クリップボードからのペーストがエラーになるのを修正
・経緯度の分・秒を常に2桁表示に設定しても,画面上では秒の整数部が1桁で表示されていたのを修正
・破砕度の表示で,上端深度が反映されていなかったのを修正
・DTD2.10以下の場合,地質時代が表示されない,保存されないのを修正
・岩盤ボーリングで標準貫入試験の値が表示されない場合があったのを修正
・簡略柱状図のボーリング削孔中の水位変動でケーシング位置が表示されていなかったのを修正
・簡略柱状図で断層・破砕帯と土質記号が重なってしまうのを修正
・土性図の設定でAlt+矢印キーで移動した場合に,色の設定が反映されないのを修正
・断面図を閉じた後に,一部の設定項目が初期値に戻らないのを修正
・標準貫入試験の貫入量0の換算値を∞としていた場合に断面図の表示でエラーになるのを修正
Ver5.2.15
機能追加
・断面図での標高表示に対応
・岩盤柱状図で試料採取,室内試験の表示設定に対応
・土質柱状図(オールコア,)岩盤柱状図の簡略柱状図に最大コア長を追加
バグ修正
・電子納品作成でファイル名の取得に失敗する場合があったのを修正
・旧GeoBuildデータ(拡張子gb)の読込のエラーを修正
・画面サイズが小さい場合に標題情報のOKボタンが下に隠れてしまうのを修正
Ver5.2.14
バグ修正
・DTD Ver2.10(BED0210)での作成で,土質区分が反映されない点を修正
Ver5.2.13
バグ修正
・CTRL+TABでのファイル切り替えのバグを修正
Ver5.2.12
機能追加
・農林水産省の地質・土質調査成果電子納品要領(H31.3版)への対応
・DTD Ver2.00(BED0200,ST0200)のファイルの読込に対応
なお,ファイルを開く際にVer2.10(BED0200,ST0200)未満の場合,Ver2.10に変換します。
・断層・破砕帯の無い区間は地質区分を拡げて表示するか設定する機能追加
・地下水検層の凡例の表示
・地下水位,削孔工程の日付の自動入力
・地下水位,削孔工程が調査期間に含まれるか確認するように変更
・DTD Ver2.10(BED0210)をバージョン変更する際に,土質岩種区分の土質岩種区分2が入力されている場合には土質岩種区分1と土質岩種区分2の両方用いるように変更
バグ修正
・タスクバーにアイコンが表示されなくなっていたのを修正
・DTD Ver2.10(BED0210)の土質岩種区分で土質岩種記号2と分類コード2が逆に保存されていたのを修正
・DTD Ver2.10(BED0210)からバージョン変更した際に,エラーが発生する場合があったのを修正
Ver5.2.11
機能追加
・土質ボーリングで原位置試験,孔内載荷試験,透水試験の表示を原位置試験欄に表示する際に,試験名を表示にできるようにした。
・半角カナ,全角英数,機種依存文字などの置換ができるようにした。
・土質,岩盤ボーリングで記事欄の隣の空白列の表示・非表示を設定できるようにした。
・標準貫入試験の50回の貫入量,自沈時の貫入量の表示・非表示を設定できるようにした。
・相対密度・稠度の右クリックでの入力で追記できるようにした。
・断層・破砕帯の備考の入力をできるようにした。
バグ修正
・相対密度・稠度でrd1などの記号で入力した場合に,その他としていたのを修正した。
・原位置試験の入力で試験名での絞り込み表示をしている場合に,保存できない場合があったのを修正した。
・原位置試験の表示設定が設定できない場合があったのを修正した。
Ver5.2.10
機能追加
・DTD Ver2.10(BED0210,ST0210)の入力・編集機能追加
(ただし,土質試験結果一覧表のVer2.10は機能限定)
・DTD Ver3.00(BED0300)以下で標準貫入試験の貫入量の単位をcmで表示できるようにした。
・DTD Ver3.00(BED0300)以下でハンマー落下用具,N値記録用具の設定をできるようにした。
・表題情報で参照テーブルからの入力を可能にした。
・岩盤柱状図の標準貫入試験のN値に打撃回数を表示できるようにした。
・岩盤柱状図の標準貫入試験の値を表示する際に備考(貫入不能,自沈など)を表示するようにした。
・標準貫入試験ラベルのサイズ設定をできるようにした。
・標準貫入試験ラベルの編集をできるようにした。
・簡略柱状図で,断層・破砕帯を表示できるようにした。
・断面図で土質区分深度を表示できるようにした。
・断面図で断層・破砕帯を表示できるようにした。
操作性向上
・DXFに出力する線分の線種をByLayerに変更した。
・標準貫入試験の設定で「貫入量0の換算値」での設定値から上限値を削除した。
バグ修正
・別のWindowsユーザーがインストールした場合に起動しない場合があるのを修正した。
・試料採取で行削除を選択した場合に,変更が反映されない場合があるのを修正した。
Ver5.2.9
バグ修正
・Ver5.2.8のインストーラに不具合があり,インストール後に起動できなくなる点を修正
Ver5.2.8
機能追加
・土性図の表示機能の追加
・設定インポート,設定エクスポートに土性図設定,土質試験結果一覧表(汎用)の設定を追加
操作性向上
・DTDバージョン3.00での相対密度・相対稠度,試料採取,断層破砕帯,送水条件などのコードでの入力に対応
・断面図の表示項目設定で初期に選択出来る項目を修正
バグ修正
・DTDバージョン3.00の土質試験結果一覧表を保存する際に,透水試験の値が変わってしまうのを修正
・DTDバージョン3.00で保存する際,調査対象のその他のコードを99にしていたが,21に修正(調査目的は国交省18,農水99のため,ユーザーが設定してください)
Ver5.2.7
バグ修正
・DTDバージョン4から3への変更が出来ない点を修正
Ver5.2.6
機能追加・変更
・令和への対応
・標題欄の西暦での表示機能の追加
・ローカル座標の標高表示時にTPを非表示に設定する機能追加
・主任技師,現場代理人の表示名の変更機能追加
・岩盤柱状図の標準貫入試験で100mm毎の打撃回数の表示機能追加
・印刷余白の設定が1ページ目の上部にも反映できるように機能追加
・新規作成時のDTDバージョンの指定機能追加
・DTDバージョン3.00でのテクリスコード,孔内載荷試験,地質時代コードなどのコードでの入力に対応
・電子納品出力でのバージョン変更を削除
・簡略柱状図のメニュー変更
バグ修正
・旧GeoBuildファイルの読み込み修正
Ver5.2.5
機能追加
・簡略柱状図の文字サイズ,描画幅等のサイズ変更機能を追加
・粘土分・シルト分が空の場合,細粒分の値の計算「100−(砂分+礫分)」を行い,粘土分とシルト分の欄に表示する機能を追加
・CTRL+矢印キーで土質試験結果一覧表のページ移動を行う機能を追加
・標準貫入試験の深度表示を標高表示に変更した場合,貫入試験ラベルも標高表示に変更
バグ修正
・DXF出力時に回転した楕円(玉石混じりなど)が表示されないのを修正
・簡略柱状図で年の地下水位の年表記が間違っていたのを修正
・フリー情報に複数行の記載がある場合,ファイルが開かない場合があったのを修正
・ルジオン試験のルジオン値と開始点を結ぶ線がグラフからはみ出さないように修正
・ルジオン試験の限界圧力が「測定不能」の場合の値「-1.000」が表示されないように修正
機能変更
・ルジオン試験のルジオン値と開始点を結ぶ線を点線に変更
Ver5.2.3
操作性向上
・ルジオン試験の試験番号および地下水位流動試験の検層番号には自動的に連番を与えるようにし、設定を削除した。
バグ修正
・ショートカットキー(CTRLキーとのコンビネーション)の修正(一斉印刷が行われていなかった点と断面図作成時の設定)
・原位置試験の試験名および備考のタイトルを全て消すとエラーが発生するのを修正
Ver5.2.2
機能追加
・標準貫入試験,原位置試験,試料採取の深度の表示を標高に変更できるように機能追加
操作性向上
・半角英数字の入力が必要な箇所では,全角での入力をできないように変更
・表形式のデータ入力で,空の行がある場合エラーメッセージを表示していたが,その行を無視して保存するように変更
バグ修正
岩盤ボーリングの地質区分の入力で,相対密度・相対稠度のデータを消去してしまうのを修正
Ver5.2.1
機能追加
・深度,標高を表示する項目を選択できるように変更
バグ修正
・土質記号の設定が出来ない場合があったのを修正
・記事等が枠内に収まりきらないで拡大している場合に,最後まで印刷されない場合があったのを修正
Ver5.2.0
機能追加
・色調,観察記事,観察記事枠線,相対密度・相対稠度,硬軟区分,ボーリングコアの形状区分,割れ目の状態区分,風化の程度区分,熱水変質の程度区分,破砕度,地盤材料の工学的分類,断層・破砕帯区分,岩級区分の個別入力に対応
・描画設定の追加
(換算N値の表示桁数設定,グラフの線幅,グラフの表示名設定,経緯度の分・秒の整数部の2桁表示)
・CTRL + TAB,CTRL + TAB + Shiftで表示ファイルの切り替えを行うようにした。
・原位置試験等の文字が重なった場合,下側にずらして表示するように変更した。
・土質試験結果一覧表に任意に設定できる(汎用)を追加した。
・岩盤ボーリングで原位置試験,孔内載荷試験,透水試験の結果を表示できるように変更した。
過去の更新履歴
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今後の更新予定 |
Ver2.10以下のXMLファイルのインポート機能
土性図の表示機能
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ライセンス |
・販売価格(税込み)\33,000-
(1ライセンスにつき,1台のコンピュータ上で動作する1つのOS(オペレーティングシステム)上にインストール可能)
・ソフトウェアの試用期間
10日
・ライセンス購入方法
下記より,ダウンロードを行ない,インストールしてください。
インストール後,ライセンス登録(「ヘルプ」−「ライセンス登録」)をおこなってください。
詳細は操作マニュアル(「ヘルプ」−「操作マニュアル表示」)を参照してください。
・バージョンアップ料金
バージョン6以降にメジャーアップグレードする場合有償
(次回のメジャーアップグレードは,「ボーリング柱状図作成及びボーリングコア取扱い・保管要領(案)・同解説 平成27年6月 一般社団法人全国地質調査業協会連合会、社会基盤情報標準化委員会」または「地質・土質調査成果電子納品要領 平成28年10月 国土交通省」が改訂された場合,または,これらに代わる要領等が発行された場合を計画しています。)
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注意事項
・配布・転載について
本ソフトウエアの無断配布・転載は禁止とさせていただきます。
・サポートついて
サポートはメールにより受け付けております。電話によるサポートは受け付けておりませんのでご注意ください。
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GeoBuild 新指針対応版
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